Blog

2024/07/03 16:38

予期せぬかたちで仲間3人と起業したのが2021年の8月だから、もうすぐ3年が経とうとしている。当時は新型コロナウィルスが大流行中、程なくしてロシアによるウクライナ侵攻により世の中が不安に覆われ、今度は円安による不況(少なくとも我々には大恐慌)。
そんな状況の中、なんとか3年やってこれたのは起業の時から応援してくれた多くの方のおかげです。大変感謝をしています。

振り返ればスタート時から必要に迫られ走り出し、目の前の問題をなんとかやり過ごすので精一杯の3年間でした。しかしこの状況のままでは、どこかで自分たちの本質を見失う事につながるなという気持ちを、小学5年生になったばかりの息子との会話が解決してくれました。

普段youtubeやinstagramばかり見ている息子が何気ない会話で、『日本のCMは使い方や効果ばかり説明するものが多いけど、海外のCMは気分が上がる内容が多いよね。』

この言葉を聞いた瞬間、どちらの道に進むべきかは決まりました。やはりエモーションに訴える商品が作りたいと。

我々の作っている商品は、バッグやお財布などです。ファッション雑貨に分類されますが、やはり道具です。当然、宣伝やPRでは使いやすさをアピールしたり商品の蘊蓄や生産背景など丁寧に説明します。現在は、ネット上にそういった情報が溢れています。それが個人的には食傷気味になっていました。だからこそ息子の言葉を聞いた時に、『そうだ、もっとシンプルにカッコいいと思えるものを作りたいな。』『あぁ、いちいち言語化出来なくても良いじゃないか。』と思ってしまったのです。こんなふうに思えるのは、頭の悪い人間の特権です。

Don’t think
Feel 


Copyright © 日本製のバッグtrialogue studio (トライアローグ ストゥディオ). All Rights Reserved.

arrow_upward